長崎・幼児誘拐殺害事件

 この事件については、すべて語ろうとすれば、とてつもない日数がかかります。
仕事もあるので、自ら迷宮には踏み込みたくないキモチも正直あります。

なので、私のコアにあるキモチだけを書いておこうと思います。

・メディアは12歳と言う数字に驚くのは、いいかげんやめなさい。12歳だから「やらない」という保証は、人類がうまれてから一度として成立した事はないという事実を知るべき。むしろ「12歳だから」起きた事象かもしれない。そして「おとなしくてイイ子」が犯罪を犯さないという幻想も、いいかげん捨てなさい。おとなげない。

・未成年は純真無垢ではない。それは単なる「0」なのだ。彼・彼女らのデータベースはガラガラであるし、また分類作業も未熟だから、誤植だらけで誤りの情報を記した書類ですら、破棄されずに蓄積され、その情報を基に日々を暮らす。大人は、自分がかつてそうだったように、未成年とはそういう生き物であるということを忘れてはいないか。

・学校、しかも級友の前での確保は、確実に警察の失策。警察は2次犯罪を堂々と犯したと同じで、ある意味「被害者」をまた増やした。

・性教育を、もう一度見直さねばならない。学校や家庭で「性」を語る事を悪とし、恥ずかしい事としてきた大人は猛反省するべき。

・「寝た子を起こす様な(性)教育はするな」とうそぶいてきた、お上品の皮を被ったPTAや世論は、間接的に加害者ほう助である。


世の中に「寝た子」などいない。

以上。

# 長崎男児誘拐殺人事件