素敵ではなかった話…

 好きだった…いや、ちがうなぁ。
…好きな人が至近距離にいました。とある店の中です。

最初は目の当たりにするのを躊躇していました。

もう逢ってはイケナイんだから…と、でもその周辺をぐるぐると周回している私。

でもやっぱり、一目見たい。声はかけなくても、元気そうな様子が分かればそれでいい。
確認できればそれでいい。話し掛けたって、向こうを嫌な気分にさせるかもしれないから、
ただ一目、姿を見れればそれでいい。

走ります。ひたすら走ります。探します。
でももう既に、そこにはいなくて、私は焦ります。
外に出てしまったらしい。
急いで、且つ、見つからない様に探します。
でももうダメ。もう姿形がありません。

息が上がっています。ぜーぜー言ってる私。
いや、泣いてはいません。ただ、息苦しく立ち尽くすのみ。

……そんなところで、夢から覚めます。私はベッドの中。
現実世界に戻っても、息苦しく、呼吸数が明らかに尋常じゃない。

ふうぅ…と、タメイキを一つ。


…うーん。かなりあやうい夢ですね。寸前寸前。
でも、たまにはいいでしょ?こんなロマンチックな話も(笑)。私だってこんな夢を見ます。

え?柄じゃない?おっと、そいつぁ一本取られたな〜(死語)。(;´Д`)