続報!iPad2で漫画のネームは出来るのか試してみた!Part2

前記事の、漫画のネームをiPad2でやってみようという試みで、UPAD Lite(無料アプリ)というiPadアプリを取り上げました。
このアプリには3つのモードがあって、「メモパッド」「ブック」「写真」というふうに扱い方が微妙に違うモードがあります。

前記事では、ネームは「メモパッド」モードでの作成でした。バックグラウンド画像にネーム用紙画像を指定して(カンタンに言うと定形の便箋を選んで)作成しました。
1ファイルで複数ページを管理できるし、コレでも充分に用は足りるのですが、こういうやり方もあるというのを追加しておきますね。

といっても、PCで複数ページのPDFが作成できる環境の人限定


...なのですけどね。(Microsoft OfficeとかOpenOfficeなどのソフトや、PDF書き出し機能拡張などでも、1つのPDFファイル中に複数ページがあるPDFが書き出せればOK!単ページのみでは意味がありません)

まぁ、要するに、ネーム用紙をあらかじめPDFで作成しておいて、それをUPADで読み込んで利用するというものです。GoodReaderやMobileStudioなどのアプリからやメール添付から開きかたを指定するとき、別アプリで開く指定をすると、UPADも選択肢に現れますので、ソレを使って読み込ませます。

今回使うのは「ブック」モードでの作成です。
メモパッドモードではページが自由に増やせますが、こちらはPDFで作成した分だけのページ数しか扱えません。16ページとか32ページとか、ページ数が固定されている人向け(ていうかプロ漫画家かな)ですね。
このモードの利点は...あんまりないかなー(笑)、罫線方眼表示ができない分、コッチのほうが利点少ないかも(汗)。

で、書き出しでPDFのまま書き出せるかといえば、それは出来ません。
このモードでも、あくまでPDFは下地みたいです。
フォトギャラリーやメール添付で書き出すときは、画像が個別のページで書き出されます。

じゃあ、意味無いじゃん!というソコの奥さん、そこで有料版ですよ(笑)


有料版はすでにPDF書き出しが実装されているようです。(作者サイトユーザーガイドページでPDF書き出し選択画面がありました。多分メモパッドモードでもブックモードでもPDF書き出し出来るのではないでしょうか。いや、有料版にしていないので確認はしていませんが...)

まあどっちにしても、Liteで作ったネームを担当さんに送るには、個別の画像として書きだして、これを一つのPDFに変換してメール添付、ってのが唯一の方法ですね。(もしくはZIPで固めてメール添付)

PDFで書き出せれば、注釈機能を利用して「このコマはもっと大きく」とか、「台詞はコレに変更」とかやり取りできて良さそうですね。(注釈機能については、PDF作成時に注釈の書き込みを「許可」モードにしておくことが必要です。最新版のAcrobat Readerであれば、PDFに注釈を書き込むことは可能です)

あ、そうそう、Lite(無料版)だとブックモードでは、PDFが5ファイルまでしか登録できないようですよ。