若さ故の稚拙さか:岡本太郎壁画いたずら事件の幼稚さ

"メンバーの女性は「芸術家がするべきことをやっただけ」と主張"

[ 時事ドットコム:芸術家グループが表明=岡本太郎氏の壁画いたずら-福島第1原発事故の絵 ]

都内で活動する自称・芸術家グループが犯行声明を出したそうで。
しかし、主張の手法が恐ろしく幼稚で、なんとも呆れる。

「先達の偉大な先輩の作品にインスパイアを受け、それをモチーフにこういう作品を描いてみました」と壁画の横に置くなり、ギャラリーで発表するというのなら話はわかるけれど、壁画にまんま貼り付けるってのは、偉大な先輩の威光に全乗っかりで、なんとも情けない。それは自らの芸術的技量の無さを露呈させてしまったという事。要するにコドモのやり方である。

ワザワザ名乗りでてしまったことも逆目に出てしまっただろう。「芸術家集団」だったはずが、犯行声明を出したことで、単なる「お騒がせ集団」になってしまった。

恐らく、集団としてはあわよくばコレを機に、ドコかからのオファーを取り付けようという気なんだろうけど、この幼稚な手法しか取れない集団に、オファーがくるだろうか。いや、マトモなスポンサーはつかないだろう。

いずれにせよ、コレは芸術的ではない。昔のアニメの某美形悪役キャラの名台詞ではないが、コレは

「美しくない...」

の一言に尽きる。