ネーム作成ツール(え!)UPAD Liteがアップグレードしました

以前、マンガのネーム描きとして理想的なアプリは何じゃろ?という企画記事で、私ナンバーワン~((C)アイマス)を勝ちとった「UPAD Lite」が久々のアップグレードをした模様です。(Ver.1.90)

緊急企画!iPad2で漫画のネームは出来るのか試してみた!(改)

この記事が公開になってから、記事が某ポッドキャストで紹介されたり、Mac雑誌に連載されている、鈴木みそ氏の漫画で「ネームに便利」と紹介されたり、記事がTwitterでリツイートされたりと、コツコツかつ地味~にですが、ネーム作成ツールとしての認知が徐々にされつつある模様。嬉しい限りですねぇ。(笑)

アイコンも、それまでのペーパーパッドをあしらった、あっさりしたものから、重厚な本革張り&メタルロゴ風ド~ン!!となり、「無料版といえどハンパねーぞ!4649!」という気合が見え隠れ...したりしなかったりしますwww。(感想には個人差があります)
(2011年10月4日追記:Lite版は今日のマイナーアップグレードで素朴なアイコンに変わってしまいました)

で、肝心の新機能ですが...

  • 写真アイテム追加可能(多様なフレーム効果追加、透明度と縮小拡大・角度設定可能)
  • ページ別ブックマーク可能
  • ページをプレビュー内でページ編集(追加, 削除, コピー, 移動など可能)
  • フォルダーのパスワード設定可能
  • 拡大入力、ガイド大きさと位置セーブ
  • セーブエラー修正
  • クイックメモ(quick memo)追加
  • お気に入り内にフォルダー生成可能
  • セーブボタン追加
  • その他エラー修正
となっております。漫画描きの視点から見ると、

写真アイテム追加
背景のストックや定番の指定を、写真ギャラリーから呼び出して貼るなど、多少の省力化が望めますね。
思いつきで紙やメモにさらっと描いた絵、または外で撮影した風景などをカメラで撮影し、写真ギャラリーからそのまま貼り込むことも出来ます。(フレームもシンプルなものを選べば、その画像部分に関しては、枠が単純な矩形であれば枠線を引かないで済むかもしれません)

ページごとにしおりがはさめる
ネーム途中で作業を中断するときなど、次に作業再開する箇所が記憶されることになるので、再開時にスムースに作業に入れそうです。

明確なSaveボタンが付いた
作業途中でわざわざギャラリーモードに移行しなくても、意図的にSaveが出来るようになりました。

クイックメモ機能
通常のテキスト入力モードに加えて、「付箋」を貼る機能が追加されました。「書きモード」でメモは編集も移動もできませんが、「テキストモード」にすれば付箋は後から簡単に消せますし、ちょっとした思いつきや作画メモを記しておくのに便利でしょう。(メモがネーム絵のじゃまになりません)

...以上、この4点が便利になった点でしょうか。

もちろん、無料版の縛りは緩和されること無く、保存は5冊まで、PDF書き出しができないなど、不便な点も健在です。
しかし、今回のアップグレードを経ても、レスポンスの軽さや使い勝手の良さは維持されています。iPadでマンガのネームをやろうという方には、イチオシのアプリです。

そして、気に入ったら有料版をどうぞ。保存数やPDF書き出しなど、創作活動がさらに便利になるツールが増強され、あなたの創作の手助けになるでしょう!